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和食会席 なりはな

 

建設場所 : 群馬県大田市

竣   工 : 2007年

敷地面積 : 1644.86㎡

延べ床面 : 571.19㎡/1階366.45㎡(うち厨房109.6㎡)/2階204.74㎡(うち厨房18.8㎡)

階   数 : 地上2階

構   造 : S造 (離れ/木造 平屋建て)

客 席 数 : 170席(うち二階宴会場100席)

 

 

群馬県太田市ののどかな風景が広がる500坪の敷地に、 和食懐石料理店 "なりはな" は建築設計から計画された。

 

車が主な移動手段である土地柄の為、ファサードには、インパクトが有りながらも 品のあるたたずまいが要求された。

 

"地方に多い紋切り型の和食料理店からの脱却""この地域には珍しいモダン路線のデザイン" というのがオーナーから

 

の要望であった。 自然素材をふんだんに使い、すっきりと上品な雰囲気になるよう努めた。 また、面積がかなり広いた

 

め、お客様に飽きられぬよう様々な場所を作った。 鉄骨造で計画された"本館"とは別に、緑豊かな庭を持つ木造平屋

 

建ての 離れ 、高い吹き抜けを見上げられるソファ席、木製ルーバーで緩やかに囲まれた小上がり席、 同じくフリンジカ

 

ーテンで仕切られ、程よく隔離された小上がり席などがある。 2階には100名収容の宴会場があり、廊下からは吹き抜け

 

ごしに一階の空間を望める。

 

竹、和紙、石、土壁などのオーソドックスな素材を使い、"濃密"で有るけれど"鮮度"があり "抜け"のよい空間をいかに作る

 

かが課題であった。 どちらかというと都市型の店づくりのような気がするが、今後このような店舗が地方にも多く出店され、

 

デザインの地方格差が徐々になくなれば良いと願う。

 

地域性を考え"程よく"で有りながら"新鮮"でもあるデザインが、どうしたらその土地の方々に愛されるかを 考える作業であった。

 

 

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